首いぼ治療

首イボのレーザーは冬季(10月~3月)限定で行っております。

 

年齢とともに首やわきの下に小さないぼが出来てきて、だんだんと数が増えてくることがあります。襟のあいた洋服を着た時に見えてしまったり、ネックレスが引っ掛かってしまって気になるものです。

一体このいぼは何なのでしょう。うつる病気なのでしょうか?
どうすれば治るのでしょう。
このような疑問にお答えします。

首いぼとは

一般的にいぼと呼ばれる状態には、ウイルス感染による感染性のもの(尋常性疣贅や伝染性軟属腫)と非感染性のものがあります。首にたくさんできてくるいぼは非感染性で、大部分は次に説明(→首いぼの種類)するアクロコルドンとスキンタッグです。
アクロコルドンとスキンタッグは中高年以降に目立ってきますが、20歳代から徐々に出来始めます。場所は首以外にもまぶたやわきの下、胸など皮膚が薄くて弱い部分に見られます。皮膚の良性腫瘍の一種で、特に心配な病気ではありませんが、衣類でこすれたり、ねじれたりして炎症を生じてくることがあります。

※) 通常は手足にできる尋常性疣贅(ウイルス性いぼ)が首にたくさんできる場合や、子供に見られる伝染性軟属腫(水いぼ)が首にだけできている場合などもありますので、医師の診断を受けた上で具体的な治療法に関しては担当医にご相談ください。

首いぼの種類

首によくみられる代表的ないぼは次の三種類です。
見た目や大きさで区別していますが、基本的には同じようなものなので、これらは混在して見られます。
いぼの種類や大きさによって治療法は異なります。

小さくて、あまり盛り上がっていない褐色のいぼ

 

アクロコルドンよりも少し大きくて、皮膚からとび出ているいぼ

 

直径5mmを超える大型のいぼ

首いぼの治療法

  • 小型のもの(アクロコルドンとスキンタッグ)
    液体窒素を用いた冷凍療法:-200℃近い超低温の液体窒素で冷却した特殊なピンセットでいぼを摘むようにして凍結します。凍結した部分は1~2週間後、かさぶたになって自然に脱落します。スキンタッグの治療に適します。
    ハサミで切り取る:少し乱暴な感じですが、小さないぼならハサミで切り取ってもほとんど出血しません。スキンタッグの治療に適します。
    炭酸ガスレーザー:盛り上がった組織を瞬時に蒸発させます。小さないぼなら麻酔は不要です。アクロコルドンの治療に適します。
  • 大型のもの(軟性線維腫)
    手術:局所麻酔を用いた簡単な手術です。いぼの根元をメスで切り取って、傷を縫い合わせます。
    炭酸ガスレーザー:局所麻酔を用いて、いぼを根元で焼き切ります。1cmを超える大きないぼの場合には手術の方が適しています。

    ※ 小さないぼで数が少ない(10個未満)場合にはその場で治療することができますが、大きないぼや、数が多い場合には後日予約で治療を行っております。

実際の治療効果

スキンタッグに対して液体窒素による冷凍療法を実施した治療前後の写真です。

治療費などの詳細

治療費は、いぼの大きさや数、行う治療法により異なります。また、首イボは大小種々のものが混在しますので、実際には複数の方法を組み合わせて治療して行きます。詳しくは診察の際にご確認下さい。

【小型のもの】
・液体窒素による冷凍療法
 → 健康保険3割負担の方で、約750円(診察代別)
ただし、1回の治療で除去できるイボの数は、3mm未満のもので9個までです。

・炭酸ガスレーザー(無麻酔)
 → 自費となります。詳細は治療費一覧(首イボ治療)をご覧ください。

【大型のもの】
・手術
 → 治療費一覧をご覧ください。
・炭酸ガスレーザー
 → 治療費一覧(局所麻酔を使用した処置)をご覧ください。
その他、詳しくは診察の時にご確認ください。

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